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​加山又造

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​ 伝統的な手法に加え、様々な手法を取り入れながら独自の日本画を作り上げた加山又造。国際的に評価されており、どの作品も高額で取引される傾向にあります。

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<総落札額>
約15憶1,800万円
(約1,417万ドル)
​総落札点数 656点
<レコード>
「華」
 紙本彩色60.0×91.7㎝
​1億3,000万円
​​シンワ2018年3月24日
​ 加山又造(1927-2004)は、2018年に「華」紙本彩色 60.0×91.7㎝1億3,000万円(シンワ)で落札されました。また、2019年に「雪ノ蹊」紙本彩色 65.5×50.7㎝1,400万円(毎日)で落札されました。
​・調査方法:対象は、2007年以降の日本のオークションで1,000万円以上で作品が落札されている作家、05年以降のクリスティーズ香港および08年以降のサザビーズ香港で5万香港ドル以上で作品が落札されている作家とした。「ArtPrice」で公開されているデータを使用し、各作家の00~19年の総落札額と最高落札額を集計。上位50名をランキング形式で表記した。
・総落札額はArtPriceSで表示されるドルの数値に従い、日本円への換算レートは2000~18年の各年の終値の平均値107.13円を用いた。一方、各ロットの落札価格の日本円換算は、セールが行われた年の終値(ただし19年のものは、18年の終値)を用い、順位はドルでの数値に従った。なお、各年の終値は以下の通り。
00年=114.27円、01年=131.63円、02年=118.74円、03年=107.33円、04年=102.45円、05年=117.92円、06年=119.01円、07年=111.49円、08年=90.60円、09年=92.90円、10年=81.15円、11年=76.94円、12年=86.74円、13年=105.30円、14年=119.68円、15年=120.30円、16年=116.87円、17年=112.67円、18年=109.56円。
・図版は作家の最近の落札作品。
・特に明記のない場合、支持体はキャンバス。
​月刊アートコレクターズ2019年5月号No.122「世界のオークション!日本人作家の総落札額ランキングTOP50」より

加山 又造 (かやま またぞう)

 

<1927年>

 京都に生まれる

<1949年>

 東京美術学校(現東京芸術大学美術学部日本画科)卒業、山本丘人に師事する

<1950年>

 第2回創造美術春季展で研究会賞受賞

<1951年>

 第15回新制作展で新作家賞受賞(第17~第19回展でも受賞)

<1966年>

 多摩美術大学日本画科教授に就任(~48、52~63年)

<1973年>

 第5回日本芸術大賞受賞

<1978年>

 東京国立近代美術館の依頼より、紙本壁画『雪・月・花』を完成

<1980年>

 第30回芸術選奨文部大臣賞受賞

<1982年>

 第1回美術文化振興協会賞受賞

<1984年>

 身延山久遠寺本堂の天井画『墨龍』と水鳴楼の襖絵16面を完成

<1988年>

 東京芸術大学美術学部日本画科教授に就任

<1990年>

 世界ポップアーティストの手による「BMWアート・カー」シリーズに『雪』を制作
北京の中央美術学院から名誉教授の称号を贈られる

<1992年>

 日本中国文化交流協会常任理事に就任
新東京国際航空第2旅客ターミナルビル出発ロビーに陶板壁画『日月四季』を完成

<1993年>

 中国の北京、上海にて「日本 加山又造美術作品精選展」開催

<1995年>

 東京芸術大学教授を退官、名誉教授となる
 日本橋・壺中居にて「今泉今右衛門・加山又造合作陶芸展」開催

<1997年>

 天龍寺(京都市)法堂の天井画『雲龍』が完成
 文化功労者として顕彰される

<1998年>

 東京国立近代美術館にて「やまと絵の心 加山又造展」開催

<1999年>

 井上靖文化賞受賞

<2003年>

 文化勲章受章

<2004年>

 4月6日 死去(享年76歳)

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